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JOURNAL

農園ジャーナル

クリオロカカオの逸品、ポルセラナが生まれる農園:フィンカ オルキデア
フィンカ オルキデアは、南米最大の湖であるマラカイボ湖の南に位置する。かつては港の名前にちなみ『マラカイボ』と呼ばれていたこのカカオは、豆のさやが『磁器』のように見えることから『ポルセラナ』へと改名され、世界で最も珍重される品種の一つとなった。

ポルセラナカカオは、洗練された風味のバランスが特徴で、酸味と果実味の完璧な調和を持ち、渋みや苦味が少ないことから、カカオ愛好家たちにとって「聖杯」とも称される存在だ。そのデリケートさ、バランス、そして長く残る風味が高く評価されている。ポルセラナという名前は、樹木から垂れ下がる未熟なカカオポッドが透明でエナメルのような見た目をしていることに由来し、カカオポッドの表面は他のものよりもなめらかだ。さやの中の未熟な豆、胚乳も純白で、真のクリオロ種の特徴を示している。

ポルセラナカカオは、クリオロカカオの中で最も純粋な形態であり、歴史を通じて最高級品とされ、高価がつけられてきた。しかし、この地域では農家がカカオの栽培を減らし、より手間のかからない作物や家畜に置き換える傾向が見られる。ポルセラナは最も脆弱なカカオ品種であり、病気や侵入害虫に対して非常に敏感であるため、栽培が難しい。これらの危機や絶命の可能性に対応するため、ポルセラナを栽培する実験農場が設立された。この農場はポルセラナ品種の繁殖と保存に特化し、歴史的な品種の復活を目指して農家に苗木を提供している。

この特別なカカオ豆で作られたチョコレートは、ビスケットやホットチョコレートのユニークな風味に生まれ変わる。ブノワ・ニアンは、この希少なカカオの美しさを世界に届けていくことを目指している。
CACAO
BENOIT NIHANT 評価
FINCA ORQUIDEA
フィンカ オルキデア 74%
ベネズエラのマラカイボ湖の南で収穫されるこのカカオ豆は、サヤの色が磁器色であることからポルセラナ(磁器)と名付けられました。ビスケットとホットチョコレートの香りがするユニークな風味のチョコレートです。
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