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JOURNAL

農園ジャーナル

300年を超えるカカオ栽培の歴史が息づく村:クヤグア ヴィラージュ
ベネズエラの北中部海岸沿いに位置するクヤグアの町。カリブ海沿岸の狭い谷の中心に位置する小さな村クヤグアは、ベネズエラで最も貴重なカカオの産地であり、クヤグア川の渓谷に抱かれ、豊かな植生に囲まれたこの地には、カカオ農園が広がっている。ビーチに向かう道沿いに始まり、山の斜面にまで続くこの農園には、果実を実らせるカカオの木が豊かに茂っている。

クヤグアのカカオは、17世紀にさかのぼる古い歴史を持ち、フルーティーでスパイシーな味わいが特徴である。地域の人々にとってカカオは単なる生計の手段ではなく、生活そのものであり、彼らの先祖との絆を象徴している。

現在、クヤグアのカカオは国家の所有とされているが、実際には地域の人々の共同財産として管理されている。生産者たちは、公平で合意に基づく報酬を受け取り、自身の労働時間に応じた支払いを受ける。生産過程における各自の役割に関係なく、全ての生産者が同等に評価されるのだ。また、生産方法に関する決定は、集会で話し合いの上で行われる。

クヤグアの農園は、地域の人々がカカオと共に生活し、伝統を守り続ける場所であり、彼らの文化と誇りを育む源泉となっている。訪れる者は、この地の豊かな歴史と共に、カカオが生み出す深い味わいを体感することができるだろう。
CACAO
BENOIT NIHANT 評価
CUYAGUA VILLAGE
クヤグア ヴィラージュ 74%
クヤグア農園のカカオ栽培の歴史は17世紀までさかのぼります。カカオ文化が根付いたこの土地では、シナモンやクローブのようなスパイシーでフルーティーな香り高いカカオ豆が育ちます。
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